この件に関しては、自分の考えや知識がそれほど信用できないのでとりあえずメモ代わりにいろいろとURLとTwitterをペタペタ張っておきます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210303/k10012894541000.html
https://diamond.jp/articles/-/270550
厚労省「やれ!」
— ヨロコンブ❤️🔥No.32 (@yorokonbuRX) 2022年5月12日
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薬価の引き下げ(高齢化社会の医療費負担の軽減目的)
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20年9月までに後発薬数シェアを80%目標
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メーカーは品質管理をおろそかになり不祥事多発
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ジェネリック薬が不足
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日医工が経営再建の検討☚今ココ!
https://t.co/Xu2TiYNHd0
あれだけ警告してきました。
— sugi@製薬 (@tadasugi00) 2022年5月12日
日医工は日本の医療医薬品の不採算品を抱えて突っ走ってきたと。新製品を発売できない状況が、日本の医薬品を支える末端の現実を顕にするだろう。顛末をよく見ておいてくださいと。ずっと伝えてきた。自業自得もあるが国に責任ないとは言わせんよ https://t.co/khbxwwITG9
日医工は日本の薬価制度の臨界点を抱えたような企業。
— sugi@製薬 (@tadasugi00) 2022年5月17日
医療用医薬品は制度上、赤字でも供給義務がある。不正を起こした多くの企業。ある面では、シェアを優先して安くできらあ!をやった自業自得でこちらはしわ寄せを受け、肩持ちたくないのだが、これは日本の問題。
『一企業ざまあ!』では済まないよ https://t.co/SP3QDvwNyU
国の医療費抑制政策に基づいて、誘導通りに「安かろう悪かろう」の最先端を走り、結果的に摘発された大手後発品薬品の会社。私的整理検討と。しかしそうなると、この薬剤供給の現場の混乱はさらに尾を引くことになるだろう。食料と同じく薬もまた手に入らない国になりつつあるhttps://t.co/R2s47l4VSZ
— ザオラルさん💙💛 (@OneMoreChance99) 2022年5月12日
日医工の件からも分かるように、もはや義務感だけで成立する世界ではない。
— けー@投資×英語 (@ke_tousitoeigo) 2022年5月14日
年々増加する規制やコストに耐えられる製薬企業はほぼ存在しないと思ってる。
新薬出せば儲かると言われていた時代もあったが、その恩恵にすら預かれなくなってる。
このままでは、日本の医薬産業は衰退するだけだな😵 https://t.co/hDmMc2xg6e
自分が日医工の社長だったらこんだけ薬価削られてどうやってやってくねんってクレベリン販売すると思うわ。してないだけまだ良心があったのか?
— おもち (@ricecakemochi) 2022年5月17日
後発薬大手の東和薬品は16日、大阪本社で2022年3月期決算の説明会を開きました。吉田逸郎社長は同じく後発薬大手で、私的整理を申請した日医工について「日医工の生産量は大きい。できるだけ再生してほしい」と述べました。https://t.co/4q1OzqZOTD
— 日経関西 (@nikkeikansai) 2022年5月16日
ニュースで語られる話だけで考えると違和感あると思うけど、実際は日本における医療費って異常なレベルで抑制されているんですよね。

これで増えてるじゃんって思うけど年金の伸びと比べたら明らかに抑えられてますし、高齢者の負担も増やそうとしてる。でもこれは当たり前の話なんだよね。ニュースとかでは、オプジーポとかの例をあげながら医療費高騰とかよく騒いでるんですがこういう高額な治療とかでも全部保険適用で万人が受けられるようにしてるんだからしょうがないよね、と。高額医療とかも含めてぜんぶ保険でカバーできるようにしようとすると、健康保険料が今の額でも全然足りない。
だから、ジェネリック医薬品とか薬価改定を行いまくったりして医療現場を苦しめるというのがずっと続いてて日本の製薬業界にまともな体力が残ってるところは少ないです。*1
というか、コロナの時にあれだけ現代の日本における医療がヤバイ状況かってのはさんざん可視化されていたし、現場の人たちが訴えまくっていた。たぶんあれが、我々が医療現場の現状に興味を持って何かしら改革について議論するための最後のチャンスだったんかなと思う。でも実際は現場の人がどれだけマジで語っても「えらい」とほめたり言葉の応援を送るだけで根本的に何か改善しようという動きにならなかったですね。どうしても「コロナは特殊状況だから」という話であまり議論せずに流れていった。代わりにパソナたたきとかそういうのばかりやって正義感を満たしただけだったように思う。
保育士の問題もそうだけど、正義感か何か知らないけど「国がもっと医者や看護師などの医療現場の人に金払え」って安易に叫ぶ人がすっごい多かった記憶がある。その「国が払うお金」って私たちの税金とか社会保険料なんだけど、その意識が全然なさそうなのがすごい。というより、本当はみんなわかってて、でもどうしようもないのわかってるから、考えないようにしてるだけなんじゃないかって最近思ったりもしています。
正直、私も全然人のこと言えない。アメリカでは「増税するか、国民皆保険をやめるか」「給料上げるか、解雇規制を解除するか」みたいな話はずっとされてて、そういうのはちゃんとニュースで流れてたはずなんだけど、私がそういう話を真剣に考えてきたかというと全然そんなことはない。そういう問題を認知はしていても、それについて考えることは先送りにし続けてきた。代わりにフェミがどうとか、そういう話をして現実逃避してたわけでね。ほんとなにやってんだか私は。
まあほんとに、自分が60とかまで生きられたら、その時は年金がなくなってたり高額医療とかを保険で受けられる社会ではなくなってることも想定しないといけないのかもしれないし、それでも死なないことを目標にコツコツ資産を貯めてきたんだけど、高額医療が必要な状態になって保険がダメってなるとまぁ普通に詰むよなあ……。そう考えると、今まで全く備えてなかったけど、今からでもはいれる保険とかを探しておかないといけないかもしれない。あるいはそういうこと考えず今を楽しみつつできる限り健康な生活を目指すか。
いろいろと悩ましいなあ。