避難所

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レカム

本日付で時価総額106億。
オフィス向けの情報機器販売。中小企業が対象。業務受託は中国現法が運営。

まず業績確認

売上 利益
  2016.09 44.2 1.0 0.5 1.0 1.0
  2017.09 51.4 2.6 1.4 2.4 1.0
  2018.09 70.0 5.7 3.0 5.0 1.5

2015年まで赤字でしたが2016年に黒字化し、一気に利益を倍々で伸ばしています。驚異的なペース。後述する光通信の子会社を持株会社にするなど、M&Aも積極的に行っていますが、それ以上に中国での活動をどこまで広げられるかがポイントになりますね。

材料1 11月22日 中期経営計画発表 3年で利益7倍目標(重要度★★★)

2019年9月までに売上100億(現在の3倍)、営業利益10億(現在の7倍)を目指す。

もしこれが本当に実現できるのであれば、今の時価総額100億程度というのは全然安いです。ただ、これが発表された直後には株価が反応していなかったので、こちらについてはそれほど重視されていないように思います。

一応内訳を確認してみました。全体的に堅調ですが、中国市場がどこまで貢献するかですね。

(1)情報通信事業の主な動き
・デジタル複合機が9億→12億 
・UTM・サーバが9億→13億
・卸売り1.6億→7億(???) 見込み。
・eco関連事業が3.1億→5.5億 見込み

(2)BPO事業
BPO事業が5.8億→13.5億 
ミャンマー・中国でのBPOセンターを強化。

(3)eco事業
3億→5.5億 の見込み

(3)海外事業
海外事業が6億→22億の見込み。かなり不確実性が高い。

材料2 12月18日に光通信と業務提携&光通信の子会社を持分会社に(重要度★)

https://www.recomm.co.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/332320171218-1-1.pdf

光通信の子会社であるIEグループ・エコの株式を51%取得。
この会社は年間売上38億、営業利益5.8億の企業であり、この規模の会社を持ち分会社にするのでそこそこ業績上がります。
中期計画において、エコ事業の数字を見ると、この株価は中期計画に含まれていないと思われるので、中期計画へのプラスアルファになるかもしれません。


材料3 中国の子会社を上場予定?(重要度?)

(学生向け採用サイトの社長メッセージより。IRには情報なし)

https://job.mynavi.jp/18/pc/search/corp95982/outline.html

2018年には、中国の子会社を中国市場で上場させる予定ですが、私たちはさらに大きな夢を描いています。
それは、2020年までに世界10ヶ国で事業を展開する、売上1,000億円の企業グループへと成長すること。
無謀な夢だと思う人もいるかもしれません。しかし、最初から諦めていたら何も始まらない。だからこそ、私たちは常にチャレンジャーでありたいと考えています。

子会社はBPOを行っているレカムソリューション大連。さらにその下でBPO事業を行う現地企業上海ベストですが、この後者を上場するということですかね。

https://www.recomm.co.jp/Portals/0/pdf/332320160512-1.pdf

正直不確実すぎて、これを株価に含めるのはちょっと厳しいです。現時点では、売上高は10億に満たないわけであり、中国でこの規模の企業を上場させることってできるんでしょうか?


材料4 12月18日 光通信向け第三者割り当て実施。割り当て日は1月19日(重要度★★★★)

https://www.recomm.co.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/332320171218-2.pdf

行使価額は113円。発行価額は1.56円ですね。
http://www.findai.com/yogo/0231.htm

動きを見る感じ、権利行使日である1月19日までは強気に推移するかもしれません。

アンジェスが三田証券に第三者割当をやった時も株価がかなり持ち上がりましたし、そういうイメージかなと思ってます。光通信系の資金が入ってくるのかな?そのあたりはよくわかりません。

類似企業比較

①ネット系商材販社。特に光通信関連(関連度高)

企業名 売上 経常利益 時価総額 PBR
レカム 70億 5.7億 105億 6.5倍
ビジョン 167億 16億 442億 5.27倍
フォーバルT 155億 7億 67億 2.93倍
フォーバル 520億 28億 243億 2.59倍
FTグループ 400億 45億 352億 2.63倍
光通信 4300億 627億 7780億 3.81倍

やや関連度低いが低時価総額のもの

協立情報通信 62億 3億 23億 1.72倍
スマートバリュー 73億 3.7億 60億 3.1倍
サイバーリンク 98億 6.4億 67億 1.88倍

まずはフォーバル、その後FTグループ、そしてビジョンを目指すイメージでしょうか。一番会社の事業が近いのはビジョン。売上160億、経常利益16億で時価総額440億のバリエーションがついてますから、レカムも2019年の中期計画目標である売上100億、経常利益10億を達成できるのであれば、時価総額250億くらいは行けるって計算になりますね

MVNO,FVNO系(周辺)

ベネフィットJ 49億 7.3億 67億 2.47倍
フリービット 400億 19億 274億 3倍
アルファグループ 212億 3億 50億 1.1倍
IIJ 1760億 65億 976億 1.37倍


③電子商社系(あまり関係ない)

たけびし 730億 26億 274億 1.11倍
テクノα 売上 経常利益 時価総額 PBR

まとめ

光通信向けへの第三者割当増資が直近の材料ですが強気な中期計画の進捗によってはまだ上を目指せると思います。類似企業を見てもこの業種はかなりの高PERが許容されているイメージです。