鬼滅の刃

個人的評価★3 (今後さらに期待)

「人外のものと戦う」作品として広く捉えれば無数に作品がありますが、
その中でも「コミュニケーション重視」型ですね。

最近読んだ作品の中からぱっと思いつくもので言えば

★★★★★ヴァンパイア十字界
★★★★★ハンターハンター キメラアント編
★★★★ ワールドトリガー
★★★  進撃の巨人
★★★  クロノクルセイドワールドエンブリオ
★★★  つぐもも
★★★  青の祓魔師
★★★  双星の陰陽師
★★   屍姫
★★   甲鉄城のカバネリ
★★   終わりのセラフ
★    デストピア

あたりでしょうか。

特に「終わりのセラフ」と「双星の陰陽師」が近いと思います。
昨今のトレンドとしてど真ん中を抑えている感じがしますね。


家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹も鬼にされてしまった主人公。
妹の鬼化を治すためには、鬼の親玉を捕まえる必要が有るため、
鬼殺隊ってところに入って鬼たちと戦うように成る、というお話です。



鬼と人は相容れない。主人公も、鬼は悲しい生き物だと認めつつも人のためには鬼を殺さねばならないと認めている。しかし、彼が命をかけて守りたい妹は敵の首領の手によって鬼に変えられてしまった。

さて、この妹の存在をどう扱うかなのですが。

この子、しゃべれないんだけれど、要所要所で体を張って兄である主人公を守るんですよね。愛玩動物的な可愛さがある。というかめっちゃ可愛くてたまらんです……。

しかし、いくら兄と妹の間で通じ合っていても、社会は、特に主人公が所属する鬼殺隊がそれを認めるはずはなく6巻で、禰豆子を巡って裁判が行われる。

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このあたり「進撃の巨人」で主人公エレンが辿った道と同じだなーと。

エレンの場合は自分で自分の弁護ができるし唯一無二の利用価値を証明することで認められましたけど、本作品の場合禰豆子は喋ることが出来ない。利用価値が無いわけではないが必要というわけではない。むしろ、全体の影響を考えると処分したほうが簡単ってなっちゃう。「主人公の思い以外に、どうやって妹の存在を他の人に認めさせることなどできるだろう。無理だよ……」という絶望からの逆転シーンはグッとくるものがありました。



今後も、ひとこともしゃべらないだろうけれど、禰豆子は身をもって雄弁に語ってくれるんだろうなと思います。この作品の厳しい世界観では、ハッピーエンドとはならないと思いますが、できれば生き残って欲しい、せめてまた兄妹で普通に会話するところがみたいですね。